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バルボーのバスケット⑤――7月13日から29日の「祈りの道」

  • 執筆者の写真: エソテリック東京
    エソテリック東京
  • 7月13日
  • 読了時間: 10分

*本質やデータは変えていませんが、言葉足らずを補足しました。最終アップは7/13 23時10分。その時間より前に観た方は、ぜひこのアップデート版も読んでください。


今回は、占星術的な細かな説明はできるだけ省きます。


7月中旬から下旬にかけての主要な天体図をすべて作成しました。末尾に添付しますので、専門家であれば、天体図を見れば、ここで書いている流れのロジックは理解していただけると思います。


私が占星術を探求している動機であり、秘教占星学の存在意義だと思っているのは、「祈るタイミングを知ること」です。


よって、細かな検証は省略。天体図を何度もリーディングしているうちに、私の心に浮かび上がった確信だけを書き残します。



今回は、いよいよ本題です。 この時期、弟子として何ができるのか。

どのように祈願につなげることができるのか。


2週間の祈りの道


当初、私は7月19日から21日の約72時間を、バルボーのバスケットの中心期間だと考えていた。そしてシェアしていた天体図は、20日19時東京で設定。バスケットの形を理解してもらう意図のもとに選択した日時である。



しかし、ピンポイントで「バルボーのバスケット」が起きる日時はいつなのか?


「取っ手」である木星と冥王星が正確なオポジションを形成するタイミングだと思う。(海外の秘教占星術家も同じ意見)それは7月20日23時45分頃。ここが、バスケットの取っ手が最も強く握られる瞬間である。二つの惑星が「4度26分」で向き合う。


しかし、この瞬間だけを「バルボーのバスケット」と解釈するには、この時期の天体図の美しさは伝わらない。私はしつこく沢山の天体図を作成して、7月13日から29日の満月までが「バルボーのバスケット」と名付けてよいと思った。


なぜなら、この時期は『祈りの道』と呼ぶのが自然だと思えたほど、本当に美しい曼陀羅が天体図に浮かんでくるのだ。


流れを整理すると、次のようになる。祈るための指標に役立てば幸いである。


*専門家の方は天体図を参考にしてください。天体図は2026年7月の東京で作成。東京以外にお住まいの方は、ハウスやアングルが異なりますのでご了承ください。


13日 月曜 16:55頃 | 金星が乙女座5度へ 器の準備。魂の原理が母の胎へ静かに宿る


16日 木曜 5:40頃 | 天王星–海王星 60度 かごの底が編まれ始める。新しい知性と霊的衝動の調和。


18日 土曜 13:43頃 | 天王星–冥王星 120度 風のネットワークが、深層の変容とつながる。

20日 月曜 16:23頃 | 木星–海王星 120度 木星が獅子座5度へ。バスケットに加わり、理想と愛の流れが拡大。


20日 月曜 23:45頃 | 木星–冥王星 180度 取っ手が正確に握られる。個の輝きと集合の進化が向かい合う。


21日 火曜 20:10頃 | 木星–天王星 60度 

編み目が閉じる。知性、技術、ネットワークの拡大 。

24日 金曜 7:58頃 | 水星がシリウスのそばで順行へ 

弟子のマインドがシリウスの光を思い出す。


25日 土曜 14:28頃 | 海王星–冥王星 60度 

魂意識の周期が全体を結ぶ。外惑星の器が完成に向かう。


27日 月曜 8:45 | 太陽が獅子座5度へ、月は山羊座5度へ。 7月の祈りと12月の祝祭週が、細い糸でつながる。


29日 水曜 21:18頃 | 太陽–木星の合 0度 獅子座の第二光線の光が拡大する。


29日 水曜 23:36頃 | 獅子座の太陽と水瓶座の月での満月 バスケットが太陽と月によって人類意識へ翻訳される



この流れを見たとき、7月20日だけを切り取るよりも、13日から29日までを「バルボーのバスケット」として祈るほうがよいと感じた。


金星が扉を開けて、外惑星たちが籠を編む。

そして水星がシリウスのそばで立ち止まり、

太陽と木星が獅子座で重なるのを見守る。

その直後の満月で、すべてがつながる。


この一連の流れは、ただの天体イベントの連続ではなく、チベット人が伝えた「祈願と喚起」のプロセスに思える。祈りの準備、注入、受け取り、イルミネーションが順番に起きていくのだ。



金星が扉を開ける


7月13日、金星は乙女座5度へ入る。私はこのことを、とても美しい始まりだと思った。


金星は地球の兄弟子のような存在であり、人類の進化を常に先導して見守っている。純粋な愛と叡智の光をもたらす惑星であり、魂の原理と深く関わる。


そして乙女座は秘教占星学において「内なるキリスト原理を宿す器」と言われる。よって乙女座5度に滞在する金星が、バルボーのバスケットで担う役割は「宿すこと」だと思う。


つまり、バスケットという器が編まれる前に、まず金星が乙女座へ入り、魂の原理を母の胎に静かに宿す。この13日から16日早朝までの数日は、いわば胎内の日々である。


まだ外側に大きく働きかけるのではなく、祈りが内側にあるように、心を整え静かに準備していく時間



外惑星たちが、かごを編む


7月16日~18日、天王星・海王星・冥王星という遠い三つの外惑星が、静かに調和の網を編み始める。


まだ木星は加わっていない。だから世界はおそらく、何も気づかないが、あなたの心の奥では、意志と愛、そして知性がバランスよくあるように、瞑想を深めていく。



バスケットのピークは20日


夕方に木星が海王星と調和したのち、23時45分頃に木星と冥王星が正確なオポジションを形成する。ここで、バスケットの取っ手を握る。短くてもよいから沈黙の時間を持ちたい。


獅子座の木星。水瓶座の冥王星。

個の輝きと、集合の進化。

主権と全体。自由と管理。


この二つの葛藤を、自分のなかで融合させるように瞑想する。難しいと思う方は、具体的に思い浮かぶことがあれば、そのビジョンから統合が始まるようにとイメージするのもよい。


例えば、前回書いた国家情報会議設置法や皇室典範改正のことなど、または個人的に悩んでいる個と家族/職場の葛藤でもよいと思う。直感でよいので、それぞれに色をイメージして、その二つの色が一つに融合して美しい第三の色となって輝くことをビジュアライゼーションする。


この時、私たちが意識を合わせるべきなのは、対立の勝敗ではない。どちらが勝つかではなく、何が第三の道なのか?その問いを、静かに地球へ差し出すことだと思う。



水星はシリウスのそばで立ち止まる


この流れの中で、私が深く心を動かされたのは、水星の動きである。水星は7月24日朝に、蟹座で逆行から順行へ転じる。その位置は、シリウスに近い蟹座17度で起きる。


弟子にとって水星がとても重要な惑星なのは、水星は、低位マインドと高位マインドをつなぎ、高次からの印象を受け取り、理解し、言葉にし、伝える役割があるからだ。


その水星が、シリウスのそばで立ち止まる。これは偶然とは思えない。


つまり逆行中だった水星は、バスケットが編みあがった週に蟹座17度で順行に戻り、シリウス15度の近くに留まるのだ。惑星が「留(りゅう―stationary)」 にあるとき、天空で惑星の動きは止まり、そこにあるものと深く結びつき、そのエネルギーを地球に伝播させる。今回はシリウスと水星は結びついている。


弟子がシリウスの光とつながるために、水星は留の状態になるのだが、弟子が意志をもって意識をシリウスに向けるかどうかで、この留の効果は変わってくるだろう。ここは弟子として積み上げてきた者の役割と責任なのだと思う。一朝一夕ではシリウスと意識はつながらない。水星の仲介があったとしても。



連載②で、私は「シリウスの光を静かに育てるひと月」と書いた。その流れが、この7月下旬に到達点を迎える。つまり、このバスケットの期間における弟子の仕事は、天体図を眺めるだけでなく、水星を通して、シリウスの光を思い出すこと。そして、その光を、言葉、理解、祈願へと翻訳することだと思う。


27日、山羊座の月が顔を覗かせる


7月27日の朝も、私には見逃せない。太陽が獅子座5度に入り、木星と重なり合う秒読みに入る。その瞬間、月は山羊座5度にいる。


山羊座は、12月の祝祭週に深く関わる星座である。7月の祈りの只中に、山羊座の月が、同じ5度から静かに顔を覗かせるのは、12月への小さな予告編のように感じる。


バスケットの度数に太陽が入り、山羊座の月が寄り添う。夏の祈願と、冬至の祝祭週が、ここで細い糸でつながる。


この日は、大きなピークではないかもしれないが、内的にはとても美しい日だと思う。7月の祈りは、12月へ向かっている。このことを、月が静かに思い出させてくれる


外惑星が月光のなかで翻訳される


最後は7月29日。ここが、もう一つの大きなピークである。21時18分頃、太陽と木星が獅子座で重なり、その約2時間後、23時36分頃に満月を迎える。


太陽と木星は獅子座。月は水瓶座。

その近くには冥王星がいる。

私は、ここに深い意味を感じる。

外惑星の配置は、あまりにも遠く、あまりにも大きい。それはすぐには人間の意識に届かない。けれども、太陽と月は違う。


太陽は、私たちの意識を照らす。

月は、私たちの感受性と日常のリズムに響く。


だから、29日の満月は、20日に開かれた外惑星の軸を、私たちが受け取れる光へと翻訳してくれる夜ではないか。


この満月は、ただ明るい満月ではない。

13日からの祈りの道を歩いたことで、自分のバスケットで受け取ったことを、12月につながるように意識化する夜である。


弟子として、何を祈るのか


この7月13日から29日までの祈りの道を、私たちはどのように歩けばいいのだろうか。


難しいことをする必要はない。大切なのは、意識の向きを定めることだと思う。そして、いつもより宇宙を意識して大祈願を唱えるだけでよいと思う。


13日〜16日 | 金星が乙女座で器を準備する 自分の内側に、魂の原理を宿す静かな場を整える


16日〜20日 | 遠い惑星たちが、かごの底を編む 見えない場の条件が整えられていることを信頼し、沈黙を保つ

20日 夜 | 木星と冥王星の取っ手が正確に握られる 個の輝きと集合の進化が、対立ではなく、より大きな奉仕のために統合されるよう祈る


24日前後 | 水星がシリウスのそばで順行へ転じる 弟子のマインドがシリウスの光を忘れず、受け取った印象を正しく言葉と理解へ翻訳できるよう祈る


27日 朝 | 太陽がバスケットへ入り、山羊座の月が12月を示す。

7月の祈りが、冬至の祝祭週へつながっていくことを意識化

29日 夜 | 太陽と木星が重なり、満月が訪れる

13日から受け取ってきたものを、満月の光の中で意識化


ひとつの祈りの道


13日から16日は、器を整える。

16日から20日は、見えない網が編まれるのを信頼する。

20日は、熱い取っ手を意識して握る。

24日前後は、水星を通してシリウスの光を思い出す。

27日は、12月の祝祭週へ意識をつなぐ。

そして最終日29日は、月光の中で、振り返る。


バスケットは、ただ美しい天体図ではない。

それは、何かを運ぶ器である。

では、あなたはその器に何を入れるのか。


怒りなのか。

恐れなのか。

分断なのか。

それとも、祈願、識別、奉仕、そして人類の愛の成長へ向かう意志なのか。


この問いを胸に、7月13日から29日までの祈りの道を歩いていこう。

次回はいよいよ最終回。



参考資料:日時順で並べています。左の一番上に「出来事の件名」があるので、気になる出来事の天体図を発見してください。東京で作成しているので、東京以外に住んでいる方はアングルは参考にはなりません。 占星術家は複合アスペクトを学ぶ絶好のチャンスですね。最初の天体図は金星5度ですが、「Yod(神の指)」が金星と冥王星を中心に二つも形成されているのは、非常に興味深いです。宿命的なタイミングがきていることをファンファーレのように告げているように感じます。(実際は冥王星が絡んでいるので、トランペットというよりもっと厳かな音に思えますが)幸いにもグランドクロスはありませんが、グランドトライン、ミスティック・レクタングル、Tスクエアもあります。


実際に起きることが大きな変容であれば、瞬間的に起きる複合アスペクトを一つ一つ丁寧に読むよりも、この期間は、ジェットコースターのように目まぐるしい――そのくらいに受け止め、悠然と構えていたいものです。




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