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バルボーのバスケット①――秘教占星学の大前提

  • 執筆者の写真: エソテリック東京
    エソテリック東京
  • 7月3日
  • 読了時間: 7分

更新日:7月5日


この連載では、7月は「バルボーのバスケット」を中心に書き、8月以降はテーマを変えながら、12月の冬至期に行われる「奉仕者たちの祝祭週」を目指していく。


まずは、秘教占星学の大前提について語ることから始めたい。



秘教占星学の大前提


一度として同じ配置にはならない、宇宙から流入する周期的なエネルギーを、よりよい世界と人類の霊的成長のために、世界奉仕者の祈願とどのように組み合わせるのか――秘教占星学が問うのは、そこだと私は思っている。


秘教占星学は、個人の幸福を最終的な目的には置かない。

問いかけるのは、この天体のエネルギーを、魂は何のために用いようとしているのか。ということだ。


一般的な占星術を否定しているのではない。天体のエネルギーは万人に等しく注がれていて、それを衝動として生きるか、魂の目的へ向かう力として生きるかは、受け取る意識の段階で決まるのだと言いたい。天体が変わるのではなく、受け取る側の意識が変わるのだ。


そして、どれほど丁寧に天体図を読み込んでも、すべてのエネルギーが注がれている先は一つ――人類の愛の成長。ただ、その一点だと私は思う。


この大前提については、先日noteに書いた。深めたい方は、そちらを読んでいただきたい。「バルボーのバスケット」という2026年の特別な配置を扱うからこそ、それを「めったにない配置」として消費するのではなく、この大前提を見失わずに書いていきたい。









2023年の冬至に、非公開で行われた会合でスピーチをしたエルダーは、こう呼びかけていた。


奉仕者は、宇宙のリズム、地球のリズムと波動を合わせることが大切です。2026年の終わりの「奉仕者たちの祝祭週」は、周期の法則から考えても、強力なタイミングとなるでしょう。私たちは大祈願を通して、これまで以上に協調して取り組まなければなりません。

2023年の冬至から、2025年のウエサク祭、そして2026年の「奉仕者たちの祝祭週」へ。


未来の特別な日を首を長くして待つだけではなく、そこへ向けて、世界奉仕者たちが日々意識をつなぎ、準備を重ねること。

そして、象徴的な祈願の日には協調すること。

忙しい日常から一時的に距離を置き、共通の目的のもとに集まること。


そのような準備の必要性は、ここ数年、繰り返し語られてきた。


百年前に書かれた秘教本には、当然ながら、現在起きている出来事のすべてが具体的に書かれているわけではない。だから、いま起きていることを教えと照らし合わせ、対話し、誤りがあれば修正し、弟子としてどの方向へ進むべきかを、世界の仲間とともに考える。

教えを固定された神聖な予言として受け取るのではなく、現在の世界における、生きた実践につながる知識として読む。


その過程そのものが、弟子の仕事だと思う。


秘教占星学だけを切り離して習得しようとすることは、この大前提から外れてしまう。そのため、秘教占星学は一般向けには広まりにくい。一方で、祈願のタイミングで占星術の情報に触れる秘教徒たちは、占星術の基礎知識を知り、秘教占星学の大前提を体現するという、少しねじれた現象が起きている。


そうした特徴的な天体配置の日に、秘教徒たちは静かに集まり、沈黙の瞑想を続けてきた。


そして私たちは、2026年の冬至期に行われる「奉仕者たちの祝祭週」へ向けて、意識を活性化させる準備を進めている。





奉仕者たちの祝祭週とは? 


注)これまで「弟子たちの祝祭週」と書いたこともありましたが、原文を何度か読み返し、「奉仕者たちの祝祭週」に統一することにしました。正式には、“Festival Week of the New Group of World Servers”――「世界奉仕者の新集団のフェスティバル・ウィーク」ですが、あまりに長いため「奉仕者たちの祝祭週」とまとめ、以後は「祝祭週」と表現します。


『秘教心理学 第二巻』には、来たるべきアクエリアスの周期において、地上の奉仕者のグループは、7年ごとに流入する山羊座の影響力の潮流を活用できると記されている。(末尾の引用を参照ください)


それが7年ごとの周期で、12月21日から28日までの1週間で起きる。その週を「奉仕者の祝祭週」または「グループ・インパクトの週」と呼ぶ。直近では2019年が祝祭週であった。

これは、単に秘教を学ぶ弟子たちだけの祝祭ではない。政治、教育、宗教、科学、芸術、福祉など、あらゆる分野において人類と世界のために働く奉仕者たちが、物質界では緩やかにつながりながら、内的には一つの目的のもとに結ばれている。その世界的なグループへ、7年ごとの周期的なエネルギーが注がれる1週間である。


さらにチベット人は、この期間に満月が重なるならば、「機会は非常に重大なものになる」と記し、その可能性を注視するよう促している。2019年以降、12月21日から28日の期間に満月が起きたのは、2023年と2026年であるが、2023年は祝祭週の年ではなかった。


しかし、2023年冬至と満月の週には非公開の会合が開催されて、2025年ウエサク祭のコンクラーヴェ、そして2026年の祝祭週へ向けた準備が始まった。


その時のスピーチの一部を書き残したブログ


そして2026年が、前回の2019年から7年後の祝祭週となり、クリスマスイブの12月24日に山羊座満月が起きる。「7年ごとのグループ・インパクトの週」と「満月」が同時に重なる――チベット人が注視するよう促した条件が、今年は完璧な形で整うことになる。



冬至——2019年から2026年へ


この2019年冬至のことは、よく覚えている。


それは、グローバルサイレントミニッツが始まった冬至であり、それからクリスマスも含めて、毎日のように世界中の秘教徒たちと瞑想を続けた、パワフルな1週間だった。


インターネットの普及に助けられ、初めて「世界中の奉仕者たちが同時刻に意識を合わせる場」に、日本代表として参加した。前年の2018年にNYウエサク祭に参加して、そこからの縁が広がってグローバルサイレントミニッツの準備チームに加わったのだが、世界の秘教徒とつながるために1年半の準備期間しかなかったが「間に合った」という安堵感があった。


あの一週間は、山羊座に木星、土星、そして冥王星が揃っており、物事を形にすることを後押しするエネルギーがあったように記憶している。






グローバルサイレントミニッツが驚異的な広がりを見せ、世界中で約1億人が、世界同時刻の一分間の沈黙に参加したことは、いまでも奇跡のように感じる。日本からも少なくとも1,000人が参加できたのは、さまざまな団体が、立場や垣根を越えて意識を向けてくれたからだと、いまも感謝の念が湧いてくる。



そして7年が流れた。


2026年の1週間が、これまで以上に大切な祝祭週になると考える理由は満月との重なり、そして前年の2025年のウエサク祭のコンクラーヴェの存在だ。


コンクラーヴェでいかなることが起きたのかは、知る由もない。けれども、チベット人は100年前に、2025年のコンクラーヴェでは、キリストの再臨とハイラーキーの出現について話し合われるだろうと書いている。


その結果を受けて迎える2026年の「奉仕者たちの祝祭週」は、2019年のように華々しい世界規模のイベントではなく、弟子たちが集中する一週間になるのではないかと、私は考えている。


エネルギーでいえば、2019年はエネルギーが広く拡散した時だったが、2026年はエネルギーを集中させる時だと感じる。この数年間、錬成を重ねてきた奉仕者たちが弟子の役割へと進んでいく。そう思うのは、ハイラーキーにも構造的な変化が起きていると感じるからだ。そして、この感覚は私だけのものではなく、日ごろから連絡をとりあっている海外の秘教徒たちの意見ともシンクロしている。


2026年冬至の天体図の分析はもう少し後にして、次回は連載の核となる、7月の「バルボーのバスケット」について整理してみたい。




来たるべきアクエリアスの周期の間―地上のグループは、七年ごとに私たちの感知の半径内に流れ込む山羊座の影響力の潮流を活用することができる。 最も最近に起こった潮流は世界奉仕者の新集団の仕事に途方もない推進力を与え、彼ら特有の衝動に対する非常によい反応を世界に引き起こす原因になった。これは、善意へと向かう傾向を際立たせるという結果をあらゆる国とあらゆるグループにもたらした。一九四二年にさらなる惑星エネルギーの流入があるであろう。私たちすべてがそれを利用するよう求められ、そのために適切な準備を整えるよう促されている。 七年ごとに訪れるこの「グループ・インパクトの週」は一二月二一日から二八日までになるであろう。もしこのエネルギーがいつであれ満月の期間に注がれるならば、機会は非常に重大なものになる。この可能性を注視しなければならない。この週はとりわけ、世界奉仕者の新集団の「祭典の週」と見なされるべきである。 一九四二年以降、この期間を利用すべきであり、そのために特別な準備をしなければならない。この事実は私たちすべてに注目を促す。 『秘教心理学 第二巻』上巻、245ページ


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